きっしいのオムライス日記(98年10月)



洋食のレストラン 白鳥(日吉)

1998年10月31日(土)13時半 晴れ 今年32個目
 以前、TVの『アドマチック天国』の日吉特集で、チェックしたお店。日吉はコギレイな学生の街。西口の3本放射状の通りのうちどれかが分からず、10分ほどウロウロと探し回る。やっと見つけた白鳥は、学生向けらしい飾り気の無いお店である。

<きっしい評価>★★(学生時代だったらOKかも)、<郁子評価>★★(タマゴが伊達巻みたい)
 
2人とも、オムライス700円を注文した。スプーンもいっしょに載った白いお皿。エアーズロック型の角張った男性的なオムライスの上には、ギザギザ型にケチャップがかかる。タマゴは5mmの伊達巻風、超厚焼き。中は薄ケチャップ味の炒めライス、コショウがよく効いている。具は小振りの鶏肉のみ。オムライスの横には、千切りキャベツとカイワレがのる。全体として、特に旨いという味ではないが、学生に愛し続けられる味であろう。
1階と2階がある。私たちの入った1階は喫茶店風でテーブルが5つ。隣りのテーブルでは、慶応高校生が2人でオムカツを食べている。オムカツはオムライスの横にトンカツが載った学生さん向けメニューである。



スイ・ラム・オー!(浅草)

1998年10月25日(日)13時半 晴れ 今年31個目
 秋晴れの青い空の下を、浅草にオムライスを食べに行く。このお店は、6月頃会社の後輩に教えられて以来、宿題になっていた。外の看板に「スタッフの笑顔」「女性一人でも安心してくつろげる」と書いてある通り、店員はニコニコしていて礼儀正しくて良い。スタンプ帳にオムライス10個分のスタンプを貯めると、次はオムライス一個がタダになる。帰りにキャンディをくれる。

<きっしい評価>★★★(トマト、お酒に合うピリカラソース)、<郁子評価>★★★★(和風、和風ソースの味良し)
 
私は、オムライストマトソース+アイスコーヒー900円、妻は、オムライス和風ソース+アイスティ900円を注文した。笑顔の良い若い店員の運んできたオムライスはかなり個性的だ。まず皿が30cmとでかい。ロール巻きのようなオムライスの横には、ソースがたっぷりと載っている。ソースの中には、インゲン2本と粉パセリ。オムライスの裏には、白いマッシュポテトの上にオレンジ色のプチトマト、赤ピーマンの千切り。
 ロール巻きタマゴをスプーンで切ると、中には白いご飯のリゾット、薄味である。具は、子海老とミックスベジタブル。タマゴとリゾットライスはバランス良く旨いのだが、トマトソースがお酒と合うことを考えて辛めに作ってある為、味が勝ちすぎてしまっている。夜、お酒といっしょに食べるのなら美味しだろうが、ランチタイムには合わない味だ。
 妻は、ジンジャーの効いた和風ソースを絶賛、大変美味しいとのことだった。

 
浅草松屋デパートの右脇の歩道は、放置自転車いっぱいで歩きづらい。東武の高架の下をくぐると、歩道脇にオムライスと書かれた黄色いノボリが3本はためいているのですぐ分かる。入り口の上には、ピエロのイラストのでっかい看板がある。階段を2階に上がる。店内はショットバーっぽくカッコ良い。外光がいっぱい入る明るい店内はハロウィンの飾り付けだらけ。陶製のテーブルと椅子はカッコ良いがちょっと座りづらい。スタッフは笑顔たっぷりで気持ち良い。昼間の客層は若い女性達。BGMがかなり大きいのは、私は嫌いだ。



からす亭(赤坂)

1998年10月9日(金)13時半 晴れ 今年30個目
 幕張メッセでショーを見た後、寄り道して一人でお昼ご飯を食べる。高目の年齢層を対象にしたお店の作りと、おばさんウエィター達のサービスは良いが、オムライスの味は悪い意味で「家で作ったオムライスの様」である。1600円の値段でこれでは満足出来ない。

<きっしい評価>★★(具が牛肉なのは珍しい)
 
オムライス1600円を注文した。紙ナプキン巻きされたスプーンは懐かしさを感じる。白いお皿の上のオムライスは、テカテカと白色が目立って、自分ちで作った様。薬味のらっきょ、紅しょうが、福神付けが入って銀色の入れ物も感心しない。タマゴは固めで厚さ1mm、完全にはご飯が包れていない。中のケチャップライスは、ご飯が硬めで噛みごたえがある。具の甘目の牛肉は珍しい。お店の感じは違うが、オムライスは『青山からす亭』に良く似ている。
山王下交差点のある大通りの一本南の通り。辺りには、黒壁の料亭が並ぶ。「洋食や からす亭」の看板を見ながら扉を開けると、案内の女性の方が立っている。奥がお座敷、右手がテーブル席の部屋になっている。テーブルは7つ、遅めの昼食を一人でとる年配の方が目立つ。サンダルをパタパタ鳴らしながらテキパキと働く、おばさんウェイトレスの動きが良い。



(c)1998 Kissy