オムライス日記(98年4〜6軒目)



 松下(早稲田)

コースで5000円から 今年6個目。
98年3月8日(日)17時半 晴れ
 前日に、電話予約して行きました。日本料理屋さんです。カウンター席に案内され、「おまかせで、最後はオムライスをお願いします」と注文しました。まずは、ビールは”一番搾り”。出てきたメニューは、前菜盛り合わせ、カラスミを初めて食べた、鰹のたたき、宍道湖の白魚のから揚げ、毛がにの蒸したの、ウニのかぶら蒸し、あいなめのお汁、さじまの鯛のお刺し身、あぶったトロのお寿司、イカサシ、そら豆の揚げ物、煮アワビ、鯛のカブト煮、春野菜の茹でたの、和風オムライス、混ぜゴハン、イチゴのゼラチン固め(妻は、柚シャーベット)、和菓子。店主と会話しながら食べるので、料理に関する知識が必要となる。オムライスはコースの中の一品となるので、単品では頼めない。タマゴはフワフワオムレツ。上に牛テールお醤油煮の煮凝りが載る。ゴハンは、牛テールお醤油煮といっしょに炒めた、お醤油味。妻が「すき焼きの後のおじやみたい」と言っていた。お勘定は、二人で34000円。

<きっしい評価>★★★★★(これが日本料理屋のオムライス) <いくこ評価>★★★★★(一生に一度のお楽しみ)

松下のオムライス日本料理屋さんのオムライス、二人分。
松下の外観日本料理屋さん。


ツヴァイヘルツェン(初台)

おまかせコースで5000円から 今年5個目。
98年2月26日(木)19時 晴れ
人間グルメマップ・牧元さんに連れて行ってもらった常連客向けのお店。掘りコタツ状のカウンターで、ご主人夫婦と面しながら、味わう料理は真剣勝負。客を選ぶ気難しいご主人の作る料理は真実の味。まさに、漫画”美味しんぼう”の世界である。この日食べたのは、オードブル(合鴨薫製、ニシン、鴨の肝の薫製、干し肉スイス風)、カニコロッケ、ポテトサラダ、トマトコンソメ、タルタルステーキ、ネギピザ、オムライス。ここの料理を食べてしまうと、今まで自分が食べてきたものが”まがい物”であることを思い知らされる。オムライスのケチャップは自家製。タマゴは、地鶏の有精卵を1mmの厚さで焼く。中のライスはリゾット風。ご飯は、鴨が除草する無農薬米。いっしょに炒めるトマトソースも自家製。具は鶏挽肉、椎茸、タマネギ。マイルドな自然の味。しかし、敷居は高い、常連の紹介でないとツライでしょう。お勘定は、ワイン1本を含めて二人で14000円。

<きっしい評価>★★★★★満点(まさに”美味いんぼう”の世界、敷居は高い) <牧本さん評価>★★★★★満点(真実のオムライス)

コースの最後に出されるオムライス(単品はお断り)。2人分です。
ツヴァイのオムライス路地裏にひっそりとある。予約客のみ。


ランコントル(横浜)

プレーンオムライス780円 今年4個目。
98年2月23日(月)18時半 晴れ
 職場の女の子3人を引き連れて行く。コギレイで値段安めの、女の子同士か女の子引率のカップルに向くお店。オムライスメニューは、”プレーンオムライス”の他に”オムライスきのこクリームソース”、”オムハヤシライス”、”若鶏のソティー&オムライス”、”ロールキャベツ&オムライス”がある。小ぶりなオムライスには、酸っぱめのトマトソースとトロトロぎみのタマゴ。グリンピースが2粒。中のケチャップライスは、ご飯粒がボロボロだ、具の鶏肉はスジっぽいし、後具はタマネギ。付け合わせは、揚げポテト。”卵料理専門店”によくある、卵は美味いが、ライスが駄目なパターンだった。「女の子はトロトロした食感が好き」と一人の女の子、なるほどだから”オムレツ”が受けるのか。
<きっしい評価>★★(卵は美味いが、ゴハンはボロボロ) <かきの評価>★★★(オムライス+ロールキャベツ。卵と上にかかってるソースはなかなかおいしかったが、中身のご飯は普通、付いていたロールキャベツも普通)
<むらかみ評価>★★★(カニクリームソースのオムスパ。蟹のフライとタマゴが良かった、ソースもまずまず) <あすか評価>★★★★(オムライスミートグラタン。もっと卵がグジュグジュしたら満点)

ランコントルのオムライストマトソースがけ、グリンピース2粒。
ランコントルの外観オムレツ&フランス家庭料理のお店