1997年11月のオムライス日記(4軒)
お昼洋食コース3500円 今年41個目
97年11月22日(土)12時 雨。
金曜日に電話で予約して行きました。場所が分からずかなり迷いました(住所は知っていたが)。
1Fの紅茶屋さんの左のエレベーターで5Fへ、扉が開くともう店内です。
照明が薄暗く、高級そうな店内は、レトロなタッチでまとめられています。壁には「豆炭」とか「食卓塩」の戦前のレトロなポスターが貼られている。
テーブル9卓とカウンタは13時頃には、ほぼ満席。隣は裕福そうなおば様2人組、その裕福そうな老夫婦と娘、その隣は裕福そうな家族連れ6人。平均年齢は50歳ぐらい。
私は「白ワイン」、妻は「リンゴのリキュールソーダわり」を頼む。
コースは、「サワラのエスカベッシュ」、「ヒラマサのマスタードぞえ」、「ウニの洋風茶碗蒸しマツタケのコンソメ」、「カツレツ」、「特製オムライス」、「パンナコッタの白蜜かけ」、「コーヒー」です。内容、味ともすばらしく、3500円だと大満足でした。
オムライスは1皿だけ出され、二人で切り分けます。量は当然少な目です。
絶妙な柔らかさのオムレツ風タマゴの上に、茶色い香り豊かなドミグラスソースがかかります。
リゾットの様な、ライスもドミグラスソースとパルメザンチーズで味付けされている。具はなし。
普通のオムライスというより、フランス料理の一品のようである。
エレベーターの前でお辞儀するスタッフに見送られて、帰りについた。
一度は行ってみたい店である。
<きっしい評価>★★★★★満点(オムレツの柔らかさが絶妙) <郁子評価>★★★★(料理は素材が良い、目上の人といっても恥ずかしくないので親孝行に向く)
「旬香亭」。コースの最後に出されるのが特製オムライス。二人で切り分けて食べます。
「旬香亭」。外には大きな看板はない。「5F旬香亭」の表示だけ。
TV「どっちの料理ショー ドライカレーVSオムライス」
- 97年11月13日(木) 21時
- NTV系のTV番組を見た。番組の中で、オムライスの発祥を、明治30年頃の銀座「煉瓦亭」でゴハンとタマゴをかき混ぜて作った「ライスオムレツ」(当時5銭)と紹介していた。私としては、「ライスオムレツ」は「オムライス」とは違うものだと考えているので、同意できなかった。
- 「お母さんが作ってあげる料理」「子供の好きな料理」両方とも、1位は「オムライス」。これもほんとうかな?(疑いの目)
- 「オムレツ」の語源はヘーと思った、あなた知ってました? 昔、フランスの王様が狩りの途中お腹が空いて、ある家に立ち寄った。「なんでもいいから、早く作れ」と言う王様に、家の主はフライパンの上で大急ぎでタマゴをかき混ぜた。それを見ていた王様が「オム・レスト(すばやい男だ)」と言ったところから、変化して「オムレツ」になったそうです。(めでたしめでたし)
- 初めの方で、みごとな手つきでオムライスを作っていた映像は「津々井」(赤坂)。応援団で紹介されたのは、「ドンピエール」(京橋)の「絹のごとき」チキンオムライス1800円と「旬香亭」(赤坂)の「タラバガニのオムライス」ランチセット3780円でした。
- でも、結果は「ドライカレー」の勝ち。残念「オムライス」。
- 今年40個目。
- 97年11月12日(水)12時 晴れ
- 今日は一人です。「ミンミン」というラーメン屋さんを尋ねてきたら閉まっていた。他の予定を考えていなかったので、店の前のバス停のベンチで5分間惚けた(ほんとに)。気を取り直して立ち上がると、道路の向こうに「ステーキ」のノボリが何本もはためく店が目に入った。店の外のメニューに「オムライス」があったので「ステーキ」に変えて頼むことにした。
- 店内はお昼ということで超満員、カウンターに案内された。オムライスを注文すると「時間かかりますよ」といわれたが、結構すぐに出てきた。一人だったのでフラッシュをたいて写真をとるのが恥ずかしかった。(おじさんが一人でオムライスの写真を撮ってるのって変でしょう。同業の人だと思われるのも困るし)
- 白地に模様のついた皿。小振りなオムライスの横に、野菜サラダとポテトサラダが載っている。黄色くきれいに焼けたタマゴの上にケチャップ。ケチャップライスは、ゴハン粒が立っていてグッド、具は牛肉とたまねぎ。美味しかった、でもジュージュー音を立てながら運ばれる「ステーキ」はもっとおいしそうだった。
- <きっしい評価>★★★★(でも一人で寂しかった)
- 「カタヤマ」、小振りな正統派オムライス。野菜とポテトもヘルシー。
- 「カタヤマ」、おいしいそうな外観。
- オムライス1100円 今年39個目
- 97年11月9日(日)晴れ 18時
- 「秘書検」を受けた後、石川町駅で妻と待ち合わせ。18時に行ったらすでに2組の客。15分すぎにはテーブル5つとカウンターは満席。店内はこじんまりとして清潔、白いコック帽をかぶった女性が注文を聞きに来る。まず、ピンク色の湯飲みで熱い麦茶が出される。
- 妻は「チキンライス780円」あと「生ビールとベーコンポテト炒め」を注文する。結構時間がかかって出てきたオムライスは、別皿のサラダと、タマネギニンジン入りのコンソメスープが付く。タマゴは焦げ目のついた厚タマゴ焼きで特徴的。上には茶色いタマネギ入りのトマトソースとグリンピース。横に福神漬がのる。中のケチャップライスは、ご飯粒がしっかりしている、具はハム、タマネギ。
- 量が結構多め。オムライスも旨いが、隣の席の方の食べている「ポークカツレツ」が大変旨そうだった。雰囲気、サービスは大変良し。
- <きっしい評価>★★★(トマトソース、タマゴは特徴的。雰囲気が良い)
- 「美松」タマゴは焦げ目のついた厚タマゴ焼きが特徴。
- 「美松」の看板。ブタの絵がかわいい。
- オムライス900円 今年38個目
- 97年11月4日(火)12時 晴れ
- 仕事で四谷に来たついでに、まずはお昼ごはん。12時前なのに80席ぐらいの店内はサラリーマンでほぼ一杯。同行のK嬢が「OLいないですね。入ったとたん、おじさん達の視線を感じました」と言う。テーブルは薄緑色。K嬢相手に、オムライスのルーツの話「オムライスの誕生説には3つある。1つは”茶巾ずしの中をケチャップライスにした”。2つは”オムレツの下にケチャップライスを置いた”。3つは”チキンライスをタマゴで包んだ”。うんちゃらかんちゃら。」と喋っているうちにオムライスが運ばれて来た。
- 別皿のサラダつき。白いお皿に載ったオムライスは正統でやや小振り。赤いケチャップ、内側がやや半熟なタマゴ。濃い目の味付けケチャップライス。具は大切りチキン、タマネギ、細かいニンジン。12時を過ぎても、男性ばっかりで女性が少ない。「おやじ率95%ですね。それにオムライスほどんど食べていませんね」とK嬢。おいしいのに不思議だった。
- <きっしい評価>★★★★(ライス粒がしっかりしている) <K嬢評価>★★★★(ライスに入っている細かいニンジンがポイント)
- 「ふたば」正統オムライスはサラダつき。
- 「ふたば」は弘済会館1Fのレストラン。