今日から夏休み。近ツリ主催の『南仏プロバンスとパリの旅8日間』ツアーに妻と参加する。目的は、セザンヌやゴッホの名画のふるさとに行って見たかったから。特に、セザンヌが何度も描いたサントビクトワール山の本物がとても見たかったのです。
●初体験!!飛行機でターミナル一周走行!!
8月12日(土) 晴れ
午前8時。自宅出発。
午前9時。東京駅からNEXで成田空港に向かう。
午前10時30分グループ集合。添乗員さんの説明を聞く。ツアー人数は19名、年齢層が高い。旅行前に妻曰く「南仏に行く人は年齢層高いわよ。きっしい希望の若いOLとか女子大生はいないからね」その通りだった(ガク)。
両替。50000円を2800FFに。
午前10時45分。5階の讃岐うどんやで”ぶっかけ”を食べる。ズルズル。美味い、これからも成田空港の食事はここに決めた。
午後0時20分。エールフランスAF−275便、パリに向けて出発。機内にて、てっきりフランスの航空会社だから、フランス語しか話さないと思っていたのに、英語でも話してくれる(日本語も)。「ビアンド、シルブプレ(肉をください)」とかわざわざ憶えてきたのに。ご飯食べて、本読んで、映画見て、寝て過ごす。
〜12時間経過〜
フランス時間の午後5時。シャルルドゴール空港着陸。入国審査後、乗り継ぎ便を待つ。
午後9時。1時間遅れで、ニース行きの飛行機に乗り込む。飛行機はデッカイ第2ターミナルを半周して離陸ポイントへ向かう。が「当機は、マシントラブルで飛べません。出発地点に引き返します」と機内アナウンス。飛行機は、ターミナルをあと半周して、初めの位置に。で、一周。推定走行距離4km。やった〜〜飛行機でターミナル一周走行は初体験!!
午後11時。代替機でやっと離陸、3時間遅れ。ニースまで1時間半。着陸間際の海岸線の街の明かりがダイヤモンドみたいでとってもキレイ。キラキラキラ。
午前1時30分。やっとホテル着、お疲れ様〜〜。
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●ニースは”南仏の熱海”!!
8月13日(日) 晴れ
7時20分ニースのホテルで朝食。クロアッサン、コーヒー、タマゴ、ハムとウマウマ。フランスの食べ物はやっぱり美味いなあ。去年の夏のアメリカ中北部の食事は悲惨だった。
8時。ホテル前の海岸ベリを散歩。この海が、コートダジュール(紺碧色の海)か〜〜〜。見えない海の向こうはアフリカ大陸。と考えると凄いけど、「なんか熱海に似てるよね」と妻と意見一致。ニースを”南仏の熱海”と名づける(笑)。
(朝のコートダジュールの海を見つめてくつろぐ)
8時35分。ツアーバスで出発。まずはサレヤ市場で朝市見学。花とフルーツがいっぱい。南仏の太陽をいっぱい吸収したキレイな色。リンゴなんかセザンヌの静物画と同じ色だ。ハムと野菜と魚と香辛料と甘いものもいっぱい、南仏の豊かさを感じる。
10時10分。シャガール美術館。ここの作品はシャガール晩年の聖書をテーマしたものばかりが並ぶ。
11時。バスでモナコに出発。海岸線を走って30分ぐらい。
12時。モナコの港が見下ろせるレストランで昼食。名物サラダの「サラダニソワーズ」はいたって普通。ゆで卵の輪切りが入っているだけ。パナシェ(レモン入りビール)が美味しかった。
13時25分。グランカジノ前見学。モナコは坂の国(世界で2番目に小さい独立国)なので、エレベータ、エスカレータを多用するが、グランカジノの上り口は、あのF1で有名なトンネルの出口。路面には5月のレースで着いたタイヤの跡が残る(感激)。ここは幾多のドライブゲームのトンネルの元になっている所なんだ。「来年のモナコグランプリはTVでちゃんと見ようね。見た風景がいっぱい出るから」と妻と話す。
14時20分。モナコ王宮前見学。故グレース王妃で有名。
15時30分。海岸ベリの絶壁の上に有るエズ村へ。海からの侵略に備えて絶壁の上に村を作ったそうだ。観光地化されているが頂上の城砦からの景色は絶景。
17時。ホテル着。その後タクシーを使って「マチス美術館」を見学。広っぱでは、家族連れがペタンク(鉄球を投げるやる)をやっている。帰りは路線バスに乗る。
19時。海岸縁のレストランで夕食。「ラタツィーユ」と豚焼肉。美味しい。
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● あの灰色の山がサントビクトワール山!!
8月14日(月)
7時ホテルで朝食。
8時ツアーバスでグラースに向けて出発。
10時、香水の名産地グラースにて香水工場見学。とても退屈。妻もまもなく退屈する。しかし、同行者達は香水を買い漁る。”プリセスサマコ”と名づけられた雅子様お気に入りの香水が人気だ。おーーーい、早く出発しようよ。
11時30分カンヌ着。TVでお馴染みカンヌ映画祭の会場前。入口の階段に赤い絨毯がひかれている。皆そこで映画監督気分で写真撮影。パシャパシャ。
12時昼食。南仏名物「ブイヤベース」。ガイドブックには、本物のブイヤベースは、魚の具の無いスープだけで、別皿で魚とか貝とかが出されると書いてあったが、出てきたのは日本と同じものタイプのもの、日本人観光客向けなのだろうか。隣のテーブルでは、おじさんが山盛りムール貝のお皿を何度もお代わりしている。スゴイ量だ。
15時バスの右の窓からサントビクトワール山(1100m)が見える。灰色の石灰岩の山。馬の背状に長々と続く。
15時15分エクス・アン・プロバンス到着。歩いて市内を観光。
16時20分セザンヌのアトリエ見学。TVの美術番組で見たことのある、南に小さな窓、北に大きな窓をもった2階がアトリエ。リンゴ、キューピット像、骸骨などの彼の静物画に登場する小物が、雰囲気作りに置かれている。じーーーんと感激する。こういう創作空間には、長い時間が経ったあとでも、オーラが残っているものなのです。
セザンヌは、エクス・アン・プロバンスで生まれ大半の人生を過ごし亡くなった画家です。彼の大半の静物画はこのアトリエで、大半の風景画は近くにスケッチ出かけで描かれたものです。
(セザンヌのアトリエ。赤い縦長の窓が特徴的です)
18時アルルのラトリウムホテル着。
ここのホテルの部屋はとても狭い。日本のビジネスホテルのツインの部屋ぐらいの広さしかない。スーツケースを広げるスペースもない。
19時ホテルのレストランで夕食。
赤ワイン。魚介スープ。チキンの焼いたの。アイスクリーム。美味しかった。
20時食後の散歩に出かける。日が長く、暗くなるのは21時過ぎてからだ。夜になっても暑く、熱帯夜の東京のみたい。エアコンをつけて寝る。
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