1997年8月のオムライス日記(2軒)



 ランコントル(新宿)

オムハヤシライス850円 今年31軒目
97年8月10日(日)晴れ 11時半
 西口を出て、ホームレスの人達の寝転がっている中を通り、小田急エースという地下のレストラン街の
中にある店です。「カフェ・ランコントル」という店名通りの、喫茶と手作りケーキの店です。「いらしゃいませ。こんにちは。」というファミレスのようなセリフで迎えられて席に付く。赤い日除け、壁の絵のこぎれいな店内である。一人で食事している女性客が目に付く。
  私はオムハラシライス850円(これが一番まとも)、妻はオムライスのチーズ焼き1000円をオーダーする。オムライスは、ギザギザのついたグラタン皿の中。中厚焼きのタマゴの上には茶色いハヤシソースがかかり、グリンピース5個とパセリ。炒めてからジャーに保存されていたケチャップライスはゴハン粒がふやけている。具は鳥のササミ。スプーンがグラタン皿の周りに当たって大きな音を立てて食べずらい。妻のチーズ焼きの方がまだ食べれるようだ。食事の後のコーヒー300円は、苦み酸味バランス良く大変美味しかった。ここでオムライスに期待するのが間違っているのだろう。
<きっしい評価>★★ (コーヒーは美味しい) <いくこ評価>★★ (オムライス自体は美味いが、チーズがクドイ)
ランコントルのオムライス手前がオムハヤシライス、向こうはオムライスのチーズ焼き。
ランコントルの外観入り口にケーキが一杯の喫茶店。



ランチョン(神保町) 正統オムライス

オムライス800円 今年30軒目 評価ポイント:窓からの景色、サービス
 97年8月2日(土)13時30分ごろ 晴れ
入り口はビアホールのようです。吹き抜けの階段を2Fに上がると、木造りの明るい店内です。窓際の席に座ると、窓から靖国通りを行き交う人達が見下ろせます。客層は、本屋の袋を下げた人達、大抵食べ物とビールを頼んでします。私も”小生ビール・琥珀の時間 ”460円を飲みました。白い皿に載ったオムライスは正統。千切りキャベツとパセリが隣に載る。フエルト状の柔らかタマゴの上は、ケチャップでなくてちょっと甘いオリジナルソース。ハムとマッシュルームの入ったケチャップライスは薄味。ソースとケチャップライスともに薄味のため、食べた感じがやや物足りない。どっちかをもうちょっと濃い味付けにすべきである。
 が、神保町で本を買った後に寄ってみるには、理想的な店。落ち着けるし、店員のサービスも良い。女性同士でもOK。
<きっしい評価>★★★(くつろげる店) <郁子評価>★★★(お店はとっても良い)
ランチョンのオムライス正統オムライス、上にかかるのは薄味のオリジナルソース。左上が”琥珀の時間”。
ランチョンの外観大きな窓からは、靖国通りを歩く本を買いに来た人達が見下ろせる。