きっしいニュース９９年４月号

きっしいニュース（1999年4月号）

谷中散策！！（４月２９日）

　グルメぴあで見つけた千駄木の『讃岐手打うどん市』に行く。夕焼けダンダン、谷中銀座を通る。レトロな街並みが散歩に向いてますね。うどん市のザルうどん４８０円は、麺はコシがあってシコシコと美味い。ツユは東京風のカツオだし。うどんよりは天ぷらに合う。評価○（東京ではなかなか良い）。「Ｄ坂より３０８歩。散歩のあとは乱歩のコーヒー」の『乱歩』でお茶。『薬膳カレーじねんじょ』で２度目のお昼。谷中墓地で徳川慶喜のお墓、五重の塔跡を見る。地図を持った中年ご夫婦の方々が大勢散歩してましたが、なるほどいいところですね。
＊江戸川乱歩のＤ坂と、幸田露伴の五重塔が読みたくなった。

（写真は、行列もできるうどん市）

根津美術館へ行く！！（４月２５日）

　根津美術館に『燕子花図屏風』を見に行く。一年の内ＧＷ期間のみ公開。さらに今回は『八橋蒔絵硯箱』との国宝揃い踏み。私のような在原業平ファンにはたまりませんね。５月９日まで、業平ファンは急げ。
　続いて、近代美術館で『鏑木清方展』を見る。なんでも鑑定団に良く登場する明治の美人画画家。
　清方の美人画は今見ても美人。明治と現代では美人の基準が大して変わっていない。ところが江戸時代までは、スーパーアイドルだった業平の絵は、現代ではしもふくらみでとても美形には見えない。同じく業平がナンパする女性の顔もイマイチねえ‥。美人、美男の基準も時代と共に変わっていくと実感します。