きっしいのオムライス日記(99年9月前半)


レストランYAMAGATA(銀座7丁目)

 99年9月9日(木)17時半 晴 今年28個目
 師弟コンビのオムライス2番勝負。夜の部は、平日のみ営業のYAMAGATA。

<きっしい評価>★★★★(オムライスは★3つ、付け合わせで+★1つ) 
<頭脳パン評価>★★★★(チキンが存在感あり。ケチャップ味がややくどいけれど、わりとサクッといけます。ポテトサラダおいしいです)

●このお店のチェックポイント
 1.イメージするより定食屋さん風。
 2.付け合せのポテトサラダと千切りキャベツはメチャ美味い。
 
オムライスは、タマゴ焼き風で上には普通のケチャップがかかる。中はケチャップライス、具の鶏肉は2cmとでかい、玉ねぎ。オムライスは定食屋っぽい庶民的な味、最後はちょっと塩っぱい。
 ところが、付け合わせはめちゃ美味、特にポテトサラダはお代わりしたくなるほど。千切りキャベツも水が垂れてなくてシャキシャキ、変なドレッシングがかかってないのも良い。
雑居ビルの2F。1Fの吹き抜けから上を見上げると赤いネオン文字が見える。店内はこじんまりとしている。


小川軒(代官山)

 99年9月9日(木)13時 晴 今年27個目
 師匠・きっしいと弟子・頭脳パンの師弟コンビのオムライス2番勝負。お昼の部は、最近オム仲間で話題沸騰の『小川軒』。

<きっしい評価>★★★★★満点(卵もご飯も柔らかで美味い。でも値段高い) 
<頭脳パン評価>★★★★★満点(一口目は味が頭で理解できません。二口目でタマゴの内側のトロトロとやわらかめライスのからみ具合にため息がでます。甘酸っぱいトマトソースは初めての味。具が鶏肉だけ、というのは自信の表れでしょうか)
●このお店のチェックポイント
 1.特別な日のお食事に行く店。
 2.外に看板がないので、お店を見過ごさない様に。
 3.客を選ぶような接客にビビらないように。
 4.厨房の忠貞氏の怒鳴り声。
 5.趣味の良い食器類。オムライスの皿は楕円系。
忠貞氏がフライパンでタマゴをかき混ぜ、弟子の作ったライスと合体、忠貞氏がトントンとひっくり返してお皿に載せると、別の弟子が引き継ぐ。おー、なんと大層な作り方。の割には、私の卵には割れ目が、大きさも頭脳パンのよりだいぶ小さい。(ブーブー)

 が、このオムライスがめちゃめちゃ美味い。タマゴはフワフワバターの香り。ケチャップライスもリゾット風でトロトロ。具は鶏肉のみだが、杉山亭よりだいぶ美味い。(値段は3倍)上にかけるケチャップも自家製なのか、市販ケチャップの酸っぱさがなくて、舐めるとジャムのような甘味がある。(大満足)食後に頼んだコーヒーに付いてきたケーキ2種類も味が深くて美味しかった。

 お支払いは、サラダとコーヒーを頼んで、二人で7770円。Water200円というのが納得出来んが、サービス料はなし。
念のため、電話で予約を入れてから出かける。代官山から歩くのも面倒だったので、渋谷からタクシー660円。右隣の小川軒のケーキ屋さんはすぐ見つかるが、レストランは看板がないので注意。外に、車係りの店員がいるので、ビビらないように。店内は、テーブル席とカウンター席に分かれる。今回カウンター席は、料理教室のオバサマ達で満席。

 「まあ、オムライスも美味しそうね」と見つめる隣のテーブルのオバサマ方もいかにも上品そう。そしてオバサマ方の食べているコースも美味しそう。

 厨房の忠貞氏の怒鳴り声がたびたび聞こえる。接客も丁重だが、奥に潜むタカビーさも感じる。人によってかなり好き嫌いがはっきりするだろう。


自由軒(六甲道)

 99年9月6日(月)13時 今年26個目
 『十字屋』に続いてオムライスのハシゴ。今度のお店は量が多めで後半つらかった。

<きっしい評価>★★★(昔ながらの正統。量多め)
0.5mmの薄焼き卵でキレイにくるまれている、上にはケチャップ。量は多目。中はコショウを効かせたケチャップライス。具は千切りの鶏肉と玉ねぎが少量。
六甲道駅から坂を上がっていく。こんなところに洋食屋がというような裏通りにこじんまりとある。紐のノレンが洋食屋らしくない。店内はU字型のカウンタ。コックさん2人とおばちゃんがいる。窓際に水槽が3つ、めだかの水槽、金魚の水槽、錦鯉の水槽。常連客の阪神タイガースへのボヤキが関西らしくて良い、「高校野球以下やは。あれだけエラーしたら野村さんでもあかんは」。客層は近所のオジさん達、ネクタイ客はゼロ。


グリル十字屋(三宮) 

 99年9月6日(月)11時半 晴 今年25個目
 きっしいの田舎に帰った返り、妻は仕事なので、私一人神戸で寄り道する。御影公会堂食堂に行くつもりが臨時休業。三ノ宮で老舗の洋食屋さん、十字屋に向かう。昔ながらのお店、昔ながらのオムライス、良いですね。
<きっしい評価>★★★★(昔ながらの正統。具のキャベツは珍しい)
もー、見るからに正統派。白い皿に正統派オムライス。福神漬けに紙ナプキンで巻かれたスプーン。オムライスは小ぶりです。厚さ0.5mmコゲ目のついた卵に包まれている、ケチャップ適量。中のケチャップライスもご飯が硬めで良い。具は、鶏肉、グリンピース、玉ねぎ、キャベツ。
 ケチャップライスの具で、キャベツに出会ったのは初めてだが、関西だと分かるような気がする。
フラワーロードから2本裏のビジネス街にある。看板の”欧風料理”というのが時代を感じさせる。店内も落ち着いた雰囲気で、天井には昔懐かしいでっかい扇風機が回る。壁のいたる所に油絵が飾られている、が高級感はあまりない。昼前だったので客層はネクタイをしたおじさん達がポツポツ。


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